新NISAで積立を始めたばかりのタイミングで、含み損が続くと不安になります。
「このまま積立を続けていいのか」「暴落したらどうすればいいのか」と悩む人は多いです。
この記事では、実際に含み損を経験した筆者の記録をもとに、暴落時の考え方を解説します。
読むことで、暴落局面でも積立を続ける判断材料が得られます。
大学院生時代から新NISAで積立投資を続けてきた筆者が、実体験をもとに解説します。
新NISAを始めてから経験した含み損の実データ
2024年3月の積立開始から含み損スタート
筆者は新NISAが始まった2024年3月から、クレカ積立で毎月5万円を投資しています。
銘柄はニッセイNASDAQ100インデックスファンドで、成長投資枠を使って積み立てています。
積立を始めてすぐに、基準価額が下落し含み損の状態が続きました。
買った瞬間から評価額がマイナスになる展開で、決して幸先の良いスタートではありませんでした。
新NISAでは、投資を始めた直後に含み損になることは珍しくありません。市場は短期的に上下するため、開始タイミングによっては最初から評価額がマイナスになるケースもあります。
3月22日に初めてプラス転換するまでの期間
筆者の場合、含み損が続いたのは投資開始から約2週間でした。
2024年3月22日に、初めて評価額がプラスに転じました。
この期間は決して長くありませんでしたが、投資を始めたばかりの段階では体感として不安を感じやすい期間です。
ただし、この含み損期間中に積立をやめたり売却したりすることはありませんでした。
なぜ一括投資ではなく積立を選び、なぜ含み損の間も淡々と続けられたのか。次の章で、投資方法を選んだ理由から解説します。
なぜ一括ではなく積立を選んだのか
年初一括とドルコスト平均法に明確な優劣はない
新NISAでは、年初に一括投資する方法と、毎月積み立てる方法のどちらが有利かがよく議論されます。
過去のデータを比較すると、長期的には一括投資の方が優位になりやすい傾向があるという意見もあります。
ただし将来の値動きは誰にも分からないため、どちらが正解かを断定することはできません。
資金があれば市場に晒す期間を長くしたいと考えている
筆者自身は、まとまった資金があるなら市場に投じている期間を長くする方が有利だと考えています。
これは筆者個人の考え方であり、必ずしも正しいとは限りません。
また、年初に一括投資する方法を若いうちから毎年続ければ、長期で見ると結果的にドルコスト平均法に近い効果になるとも考えられます。
手元資金がなかったため積立を選んだ
筆者の場合、投資を始めた時点でまとまった資金を持っていませんでした。
そのため、選択肢として毎月のクレカ積立を選びました。
クレカ積立では、投資額に応じたポイント還元を受けられます。
このポイント還元は、相場の値動きに左右されず確実に得られる恩恵です。
一方で、長期的な市場の複利による利回りの方が、ポイント還元より大きいと筆者は考えています。
このように積立を選んで投資を始めましたが、実際に暴落局面ではどう動いたのか。次の章で具体的な行動を紹介します。
暴落局面で買い増しをした理由と判断基準
2024年9月に10万円を買い増しした経緯
積立を続ける中で、2024年9月11日に10万円をスポットで買い増ししました。
このときは、基準価額が積立を始めた2024年3月と同水準まで下がっていました。
半年前と同じ価格で買えるということは、その時点では割安だと感じられる水準でした。
「頭と底はくれてやれ」という考え方
相場には「頭と底はくれてやれ」という格言があります。
値動きの天井や底値を正確に当てにいかず、無理に狙わないという考え方です。
筆者もこの考え方に近く、最安値を狙うのではなく、明らかに割安と感じる水準で買い増しを判断しました。
ただし、こうした判断を淡々とできたのは、暴落そのものに対する不安がなかったからです。次の章で、その理由を解説します。
暴落時に不安にならなかった理由
含み損は利確するまで確定しない
投資信託の評価額がマイナスになっても、売却しない限り損失は確定しません。
これは投資の基本的な仕組みであり、感覚ではなく事実として理解しておくべき点です。
筆者は積立を始める前にこの仕組みを理解していたため、評価額がマイナスになっても慌てることはありませんでした。
若いうちは時間を味方にできると考えている
新NISAでの積立投資は、長期間続けることを前提にした制度です。
筆者は、投資を始めた年齢が若いほど、時間を味方にできると考えています。
短期的な値下がりよりも、数十年単位で資産を育てる視点を持つことを大切にしています。
これはあくまで筆者個人の考え方であり、投資判断は自身のリスク許容度に応じて行う必要があります。
こうした考え方をもとに、筆者が実際にどう買い増しを判断していたのか、次の章で具体的に紹介します。
暴落・下落時、買い増しの判断はどうしていたか
明確な「マイルール」があったわけではない
ここまで買い増しの経緯を紹介しましたが、実は明確なルールに基づいて判断していたわけではありません。
普段は毎月の積立で資金にあまり余裕がなく、買い増しができるのは、たまたま手元に余剰資金があったタイミングに限られていました。
2024年9月の買い増しも、余剰資金があったタイミングと、価格が割安に見えるタイミングが重なった結果でした。
一般的に言われる買い増しの目安
個人投資家の間では、あらかじめ決めた下落率に達したタイミングで買い増しする方法が広く使われています。
代表的なものに、購入時の基準価額から5%程度下落したら買い増しする、という考え方があります。
これは下落局面で機械的に判断できるようにするための一般的な手法の一つです。
下落を待たずに入金する考え方もある
一方で、5%の下落を待たずに、余剰資金ができた時点で入金するという考え方もあります。
下落を待っている間に暴落が来なければ、その分だけ資金が市場に投じられていない期間が生まれるためです。
もし筆者が今後まとまった余剰資金を持つ場面があれば、こうした考え方を採用することもあるかもしれません。
下落率をもとに買い増しする方法を否定するものではなく、資金や状況に応じた選択肢の一つとして捉えています。
口座選びも「続けやすさ」に影響する
ここまで紹介した積立や買い増しの判断は、口座選びと切り離せない部分もあります。
筆者がクレカ積立を続けられているのは、ポイント還元という確実なメリットがあるためです。
暴落局面でも積立を止めずに済むかどうかは、こうした続けやすさの積み重ねに左右される部分があります。
証券会社によって、クレカ積立の還元率や対応するカードの種類は異なります。
口座選びで迷う場合は、SBI証券と楽天証券を比較した別記事「SBI証券と楽天証券どっちがいい?新NISAで迷う人への結論」で詳しく解説しています。
まとめ
新NISAの積立は、暴落や含み損が続く局面でも継続することが基本になります。
この記事のまとめです。
- 投資を始めた直後に含み損になることは珍しくない
- 年初一括と積立に明確な優劣はなく、資金状況に応じて選べばよい
- 含み損は売却するまで確定しない
- 買い増しのタイミングに絶対的な正解はない
- 下落率をもとにした判断も、待たずに入金する判断も、どちらも一つの考え方
- 続けやすい口座選びも、積立を継続する上で重要な要素になる
暴落時に不安を感じるのは自然なことですが、仕組みを理解しておくことで、落ち着いて判断しやすくなります。
次のアクションとして、まずは自分に合った証券口座を選ぶことから始めてみてください。
口座選びで迷う方は、別記事「SBI証券と楽天証券どっちがいい?新NISAで迷う人への結論」もあわせてご覧ください。
